iPad、いよいよ発売

 いよいよAppleiPad(3G/GPS無し)が米国の3日午前(日本では深夜にあたる)に発売となります。iPadについては賛否両論ありますが、非常に注目を集めているデバイスであることは確かです。かつて、これほど注目を集めたタブレット型コンピューターがあったでしょうか?ThinkPad Xシリーズのタブレットタイプに代表されるようにタブレットPCは生き残ってきたわけですが普通の人から見たら「怪しい感じのパソコン」みたいな印象しか無かったようですし、そもそも値段も高いものでした(ノートPCの環境をそっくり移植してたものが多かったので)。そういう意味でもiPadは新しいデバイスです。アプリケーションの地盤もiPod Touch/iPhoneで整ってますしね。ノートブックのかわり(創造する為のマシン)と考えるとシングルタスクである点等は致命的ですが、PDAの延長あるいはお年寄りや子どもが使うコンピューター(閲覧するためのマシン)と考えれば、直感的な操作方法は大きなアドバンテージですしシングルタスクである点も「さほど」気にならないかもしれません。でもやっぱりFlashは・・・・・。バッテリーの持ち時間が短くなったかどうかはユーザーが決めることですから。実装してもいいんじゃないかとは思うんですが・・・・。

(↑なにげに大きさのわかる写真でしょ?)

 iPad、ノートブックのかわりだとか、キンドルのかわりだとか、色々言われますが、「何でもできるけど何をするのにも向かない」マシンになるんじゃないかとちょっと心配です。まあ、それはそれで究極の汎用機かもしれませんが。電子書籍に関しては、キンドルと同じ土俵で勝負するよりもカラーの漫画だとかで勝負した方がいいかもしれません。MSN産経ニュースによれば、米国の出版関係者は「iPodが登場したときは、音楽業界はアップルに反発した。その結果(としての失敗)を見た今、出版業界に(共存共栄を目指す以外の)選択肢は事実上ないと語ったそうです。」

 ギズモード・ジャパンのApp Storeに並んだiPadアプリについての記事アプリのiTunes上での整理の記事iPadのレビュー、など面白そうな記事のリンクを張っておきます。