ロシア海軍黒海艦隊旗艦「モスクワ」はスエズ運河を通過した

 「機動六課」のシア様はまだ復帰されておられないようで、心配は募るばかりです。
 
 六課のコメント欄にも書き込ませていただきましたが、ロシア海軍ポータルサイトFLOT.com」によればロシア海軍黒海艦隊旗艦である巡洋艦モスクワはインド洋を目前とし、既にスエズ運河を通過したとのことです。

 乗組員は健康で、各種機器や兵装も正常に稼働しており異常はないようです。

(↑巡洋艦モスクワ)
 親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が黒海艦隊の母港セヴァストーポリを出港したのが4月9日なので10日弱でスエズ運河付近までたどり着いたことになります。モスクワはインド洋でロシア空軍戦略爆撃機Tu-95と合同で長射程対艦ミサイルP-1000の発射訓練を行ったりインド海軍との合同演習に参加したりします。最終的には極東にあるロシア海軍太平洋艦隊の母港ウラジオストクに到達し、実地戦略演習「ヴォストーク-2010」に参加します。ウラジオストクに到達するのは5月20日頃の予定です。

 シア様のように情報を広範囲から集めてきて総合的に判断することができないのですが、モスクワはどこかでピョートル大帝と共に演習を行うようです。「ヴォストーク-2010」に参加するという報道が無かったように思うのですが、「ヴォストーク-2010」には北方艦隊からも参加する艦があったはずですし・・・・不透明。秋幸華(チゥ・シンファ)様ご提供のこちらをはじめとする諸ソースではインド洋での演習などに参加するとのことですから、インド海軍との合同演習に加わるのかもしれません。キーロフ級搭載のP-700は航空機による誘導は不要なのでモスクワのP-1000発射訓練に参加するかどうかは分かりません。まあ分けて訓練する理由がないから一緒にやる、というのかもしれませんが。インド洋でもモスクワと演習して「ヴォストーク-2010」にも参加する、というのなら最高ですが・・・・。

(↑こちらはスエズ運河を通過するUSSベインブリッジです。こんなところをモスクワは通ったわけです)