原子力潜水艦「ネルパ」、ロシア海軍に就役

ロシア海軍の誇るアクラ型SSN。その性能は米ロサンゼルス級SSNをも凌駕するという高性能艦。そのアクラ型SSNのネルパが昨年11月の最初の航海試験中に20人を死亡させる事故を起こし、就役が遅れていました。が、12月28日、このネルパがロシア海軍編入されました。
 2008年11月8日、「ネルパ」の最初の航海試験中、潜水艦の区画で消火システム「ロフ」ЛОХ(潜水艦立体化合物)は許可無く作動し、フレオンガスを放出。20名が死亡し、加えて21名が中毒で入院(当時艦内には208名が乗り込んでいた)。
 潜水艦は、修理後、工場試験および国家試験の全過程を成功裡に経過したと太平洋艦隊司令部の代理人は、ロシア通信社ノーボスチに伝えたそうです。
 なお、ネルパはこの後10年間のリース契約によりインドへ引き渡され、契約額は、計6億5000万ドル。(以前、チャーリー級巡航ミサイル原潜もインドにリースされていた)