恐竜の絶滅は巨大隕石が原因だと思われる

 以前から恐竜が(というか多くの生物が)の白亜紀末に絶滅した原因は巨大隕石が地球に衝突したからだ、と言われてきましたが「確定」した訳ではありませんでした。今回、この説をより一層裏付ける結論が出されました。

 地質学や古生物学、地球物理学など世界12カ国41人の研究者が集まり約半年間かけ、さまざまな論文を精査した結果、世界約350地点の白亜紀と古第三紀の境目にあたる地層に、隕石由来と思われる希少な金属イリジウム及び衝突で変質した石英が含まれていること、ユカタン半島から遠くなるほどそれらの成分が減少すること・生物の大量絶滅と時期が一致することが確認された。

 ユカタン半島というのは、メキシコにあり推定直径180キロ以上の「チチュルブ・クレーター」が確認されていた場所で以前から巨大隕石の衝突場所と目されていた場所です。しかしながら大規模な火山活動などが原因とする異論もあり、成因は不明でした。今回の成果で「チチュルブ・クレーター」が隕石の衝突後であり、恐竜絶滅及び生物体量死滅の原因である可能性が高まりました。当時、ユカタン半島は海の底で、衝突によって放出された硫酸塩やススが酸性雨や寒冷化を引き起こしたとのこと。
(朝日より)
(ユカタン半島付近)

 さて、隕石衝突といえばNHKのこの動画ですね・・・・・(良識派なのでYoutubeから)。