ロシア海軍北方艦隊の原潜K-355で自殺が発生

 2012年2月11日に北方艦隊所属のアクラII級攻撃型原潜K-335”ゲパルト”(Gepard)の水雷長であるマキシム・ガルキン中尉が自殺しているのが発見されました。当時彼は当直士官を担当しており、首つり自殺を図ったということです。享年24歳でした。(flot.com)

 軍は彼の死についての調査を開始しました。刑法第110条”自殺教唆”が適用される可能性があると考えているようです。彼の遺書は発見されていますが、初診では外傷などは発見されなかったということです。
 彼は結婚しており、子供は1歳だそうです。

 現在、自殺の動機や状況は判明しておらず、また自殺が他人と関連があったかどうかも調査中です。犯人が発見された場合は刑法に基づいて処罰されます。


 K-355はアクラII級(09710型)の6番艦で、現在ロシア海軍に就役しているアクラ級としては最新のものです。セヴェロドヴィンスクの第402造船所/北方機械建造会社”セヴマシュ”で作られ、本艦後尾の縦舵に装備されている曳航ソナーアレイポッドは他のアクラ級のポッドに比べて大きく小型化されていることで知られています。
(↓アクラII級 K-355”ゲパルト”。縦舵上の曳航ソナーポッドに注目)


(↑従来のアクラ級。本艦はインドにリース中のアクラII級 K-152”ネルパ”)