iPadはハングルをサポートしていないぞ!

 タイトル通り。
 iPadの3Gモデルは米国で3月中、韓国をはじめとする海外では該当国の通信事業者との協議を通じて発売時期を決める、とのことですが、このiPadはハングルをサポートしてないので別途OSのアップデートが必要となるようです。即ち、OSのアップデートだけでハングルには対応できるということです。
 タイトルとは別の方向にそれますが(あんまりこういう事はしない方がいいんでしょうが)、OSがiPhoneOSという事からも分かるように、マルチタスクに対応していません。これはiPadを「ミニノート」として捉えたときには致命的な欠陥になります。なんたって、ライバルのネットブックなんかは5万円台でも(性能は別として)マルチタスクに対応していますから。しかし、マルチタスクをフルに活用して例えばブラウザを立ち上げながらiTunesで音楽を聴いてさらに企画書を書く、なんてことをすると恐らくどの作業も完遂する前にそのコンピューターは沈黙するでしょうね。つまり、マルチタスクは非常に電力を食うのです。AC電源に接続してる時なんかは問題ないでしょうが、バッテリーで駆動させてる時には厄介です。なので、バッテリー駆動時には心持ちをシングルタスクチックにするとバッテリーが長持ちするのですが、iPadのバッテリーが(作業しながらでも)10時間持つのはこの辺が絡んでるんじゃないかなー、と思ったりもしています。でも、シングルタスクなのと一度にひとつの作業しかしないのとは異なりますからね。iPadが将来、背後で多くのデーモンを動かす摩訶不思議化物的OSを動かすようになるとは考えにくいのですが、シングルタスクだということは、手軽であるということと同時にそのデバイスの将来性をももぎ取っているということでもある、なーんて考えています。