インドはMig-29Kを追加購入する

 
 インドのMig-29K購入に関する続報です。
 インドは、MiG-29の追加バッチをロシア連邦から購入する--ニューデリー、ロシア通信社
 
 どうやらインドはMig-29Kを追加購入するようです。土曜日にインドの情報提供機関「IANS」は、匿名のロシア側代理人の発言を引用してそう報道したらしいです。
 その情報によれば、インドは追加分の航空母艦に配置可能な艦上戦闘機MiG-29K×29機を購入する用意があるとのことで、それらの機体は老朽化したイギリス製のV/STOL艦上機シーハリアーの代替となる。イギリスでは2006年に全機が退役したため、インドが唯一の運用国となっている。

イギリス海軍のシーハリアー

 Mig-29K追加購入にかかる費用は12億ドルと見られています。インドは既に16機のMig-29Kの導入を予定しており、追加で29機を購入する交渉を行っている。某曰く「しかしながら、まだ最終的な理解には至っておりません。 ですが、双方は間もなく合意に達する事が出来、契約に署名できるでしょう」

 MiG-29K/MiG-29KUB追加購入契約は来月にプーチンがインドを訪問した際に行われるようです。既に発注している分と合わせるとインド海軍は実に45機のMig-29K/KUBを保持することになります。そして、現用のシーハリアーはMig-29K/KUBの導入とともに引退するようです。シーハリアーはインド海軍の第300飛行隊「ホワイトタイガース」で運用されていますが、同部隊がMig-29/29Kに機種転換するそうです。

 シーハリアーフォークランド紛争で軽空母インビシブル級とともに活躍し、V/STOL空母の有用性とシーハリアーの名を世界に知らしめましたが、間もなく姿を消すことになります。

 インドは兵器の多様性があって良いですね。日本にも・・・・・・・。

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課