インドはMig-29Kを受領し追加パッチ購入契約はプーチンのインド訪問時に締結される

(インドのMig-29K)
 ながらくご無沙汰してました。Mig-29Kに関する最新情報です。
 インド海軍は2月19日、ハンザ航空基地で艦上戦闘機Mig-29Kの受領式を執り行いました。また、その会場でインド国防相とロシア航空機製造組合ミグ総取締役がインドのMig-29K購入に関して発言したそうです。(【MiG-29Kの追加バッチ供給契約は、プーチン氏のインド訪問時に締結されるだろう-インド国防相】) 曰く、Mig-29K追加パッチ購入の契約はプーチン首相のインド訪問時に行われる。また、式典の後インド国防相は「もう一つの航空機集団を供給する契約について議論されています」「ロシアの戦闘機は、それ自身が、素晴らしく、かつ強力なマシンである事を示しています」「我々は、MiG-29Kに非常に良い印象を持っています」と発言。べた褒めです(まあ自分も好きですが)。また、Mig-29Kを29機追加購入する件については(数字合わせてるわけじゃないよね・・・)「しかし、その正確な日付について、いま申し上げる事は出来ません」と付け加えている。さらに彼は「MiG-29Kを搭載する空母アドミラル・ゴルシコフの納入時期が遅れているにも関わらず、
インドは、将来のインド防衛を保障する為、引き続きロシア政府に期待しています」と発言。

 インドのメディアは購入価格を12億ドルと見積もっています。因みに、F-15Jは1機あたりの実質価格は102億5600万円です。(ソース)このソースにはMig-29が62億2900万円と書かれていますが、わかるのは輸出型だと言う事だけでどの型なのかまでは書かれていません。

 ミグの総取締役は「当面の展望として、私共は、MiG-29Kのオプションプログラム契約を締結いたします」と発言。
「私共にとってはキーであり、御得意様でもあるインドへは、航空機を提供させて頂いております」「私共は、両国が直面する仕事である既存の契約および新たな開発の双方を実施いたします」とも語った。ミグが置かれている財政状況からすれば、インドはまさに救世主でしょうね。
 単座型のMig-29Kとそのベースとなっている複座型Mig-29KUBから構成される飛行隊「ブラックパンサー」は空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)に搭載されます。今回受領したのは、2004年契約分の16機の最初の4機で、これらの機体と追加パッチはインド海軍のシーハリアーの後継となる。 http://d.hatena.ne.jp/masousizuka/20100216/1266314574 2004年の契約には2015年までに30機を追加購入するオプションが付随しています。そして「オプションプログラム契約」とはこのことを指していると見らています。ロシア海軍も今年からMig-29Kを軽艦上戦闘機として導入していきます。 http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/40734012.html
 インドへはMig-29の拡大発展型であるMig-35も提案されています。
http://d.hatena.ne.jp/masousizuka/20100206/1265484245 

↑Mig-35

ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課