インドはロシアから40機のSu-30MKIを購入する

 先日、インドはロシアのMig-29Kを29機購入する契約を締結しました。それと同じ3月12日に、インドはロシアからSu-30MKIを40機購入する契約を締結していたようです。これらの機体は今年後半から供給されるようです。(記事)

 "我々は、本契約の交渉を行っている、我々が今年はそれを期待している"(機械翻訳+脳内補完。低精度)とスホーイのミハイル・ポゴシャンは発言しています。

 Su-30MKIはSu-27の派生型の一つで、ソ連防空軍向けに開発されたSu-30(試作機はSu-27PUと呼ばれる)を多用途複座戦闘機へ改造したものをSu-30Mといい、Su-30Mの輸出型をSu-30MKという。Su-30MKIはSu-30MKのインド仕様の機体。なお、Su-30はSu-27UBがベースになっていて、Su-30系列機は複座となる(でもSu-34みたいな並列式ではなくタンデム式です)。Su-30MKIはカナードと推力偏向ノズルが追加されていて、これらはSu-37からフィードバックされたもの。Su-30MKIは既にインドで就役しており、最初の40機の内8機はカナード・TVC無しで引渡され、残りの32機はカナードと2次元TVCを装備する。最終的にインドは152機のMKIを装備する予定(←2009年8月現在。Wikipediaには「これまでに140機のMKIがインドで生産された」との記述がある)。なお、インドにはSu-30MKIが完成するまでの繋ぎとしてSu-30Kが引渡されていましたが今後はMKIに改修されて行くとのこと。

 Su-27系列機は派生型が多いですが、参考にすると分かりやすそうなのはここここです。外洋機動艦隊は結構お気に入りの話だったりもします。