ロシアの新型SLBMブラヴァーは今年の夏に制式採用されるのか?

 シア様からお叱り(?)と指摘を頂きました。(自分に)自重というか注意が必要だと感じました。資料もなるべく新しい物を使っているのですがロシア語の物は機械翻訳に頼ることになり、詳細不明瞭の場合は日本語の資料(大抵はやや古くなります)使用するので、なるべくその点に関しても記述して行こうと思います。ただ、「記事のコピーを作成する意味は何だ。しかも間違ったものを。」と思わざるを得ませんでした。今後については少々考えるかもしれません。そんな大袈裟なことでもないのですが・・・・・。

↑ボレイ型1番艦「ユーリー・ドルゴルーキー」
 
 さて、ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課の記事によればロシア海軍総参謀長第一代理オレグ・ブルツェフ海軍中将がラジオ局「エコー・モスクワ」に新型SLBMブラヴァーの制式採用について伝え、「今年夏に予定されている弾道ミサイルブラヴァー」の海洋試験は、重要課題である軍備採用を決定するものとなる。」そうです。彼は「まず、TK-208でブラヴァー試験を連続して実施し、水中複合体〜潜水艦弾道ミサイル〜と、既に試験が行なわれている"ボレイ"を軍備採用します。
プログラム試験では、複数のミサイル発射を実行する必要があります」と語りました。TK-208はセヴェロドヴィンスクに係留されているタイフーン型2隻は巡航ミサイル原潜に改造される可能性が高いでも出てきたプロジェクト941からの改造原潜です。ブルツェフ海軍中将はロシア海軍が今年ブラヴァーの問題が解決される事を期待し、ボレイ型と共に採用されると指摘しました。「私は、今年夏、ブラヴァー複合体の軍備採用が決定するだろうと考えています」彼は強調しました。プロジェクト955(ボレイ型)1番艦は今年に就役する予定です。

 これまでにブラヴァーのテストは12回行われ、成功したのは5回でした。最近ではブラヴァーの試験失敗が原因と見られるUFO騒ぎもありました。試験には件のTK-208も使われています。なお、ブラヴァーの本来の搭載艦はプロジェクト955です。
ブラヴァー30」は「ソ連/ロシア原潜建造史」によれば陸上発射型のピオネル・トポリ・トポリM・クリエル等の弾道ミサイルを元にした固体燃料採用のSLBM。MIRV化されていて各個に独立して目標設定が可能な最大150キロトンの核を搭載出来る。ブラヴァーは今後のロシア海洋戦略核戦力の主力となるSLBM