中国海軍の水上戦闘艦が東シナ海を南下

 やや前の話になりますが、3月18日に海上自衛隊第2護衛隊の「あまぎり」が、沖縄本島の西南西約180Kmの南西諸島を南東進する中国海軍のルージョウ級ミサイル駆逐艦1隻とジャンウェイⅡ級フリゲート1隻を捕捉していたようです。同じく18日午後には、第13護衛隊の「あさゆき」が沖縄本島の西南西約180kmの南西諸島を南東進する中国海軍のジャンウェイⅡ級フリゲート1隻とジャンフーⅢ級フリゲート1隻を確認しています。さらに18日午前には第5航空群所属のP-3C哨戒機が宮古島南約140kmの太平洋を
南西進するフーチン級補給艦1隻及び艦級不明の艦艇1隻を確認しており、これらの艦艇は17日に東シナ海を南下していたとのこと。

 中国国際放送局Oxford Analytica
ではアデン湾とソマリア海域で船舶護衛活動をしている中国海軍の第4陣と第5陣が任務交代式を行ったと伝えています。交代式後の4時間後にあたる現地時間の18日から中国海軍の第5陣は護衛活動を始めたとの事ですが、この第5次ソマリア派遣艦隊は今月4日に海南島三亜の某軍港から出撃しており、今回東シナ海を南下した艦船とは別物です。一応、今回の艦船群が何者かを調べてみましたが現時点では見つかりませんでした。もし正体をご存じの方はコメント欄に書き込んでおいてください。できれば日本語で(笑)。

 資料:統合幕僚監部からの報道発表資料