"はやぶさ"が地球に接近する軌道に投入され、6月に地球に帰還予定・・・・・おつかれ!

 我が国が送り出した、米国のそれを上回る性能(耐久性というか。電極からゴミクズが出にくいのでスリットが詰まりにくい)を持つイオンエンジンを搭載した小惑星探査機”はやぶさ”は遂に27日に地球に接近する軌道(地球の中心から約2万kmの位置を通過する軌道)に入ったそうです。今後は軌道の調整を行い、オーストラリアの砂漠に世界中の科学者が待ち望んでいる小惑星イトカワ”のサンプルが入ってるであろうカプセルを投下します。なお、はやぶさは残念ですが大気圏再突入時に破壊されてしまいます。
 "はやぶさ"は今年6月に帰還予定で、イオンエンジンのトラブル、イトカワ上で突如探査機が応答しなくなった問題、それに伴う輻射熱の影響、深刻なイオンエンジンの劣化などの度重なるトラブルを無事くぐり抜けてきたわけです。とくに、イオンエンジン用のキセノン放出で姿勢制御をしたところ(奇想天外摩訶不思議ですが、この対処方法は絶賛したいところです。日本人もなかなか柔軟)とか終盤でイオンエンジンのうち完動状態にあるものが1基になってしまったときにこっちのイオン発生器とあっちの中和器を合してひとつのエンジンにするとか凄い・・・・・。NASAだったら諦めてそうな状況だったけど結局ここまでJAXAはやりきったわけで。計画から3年遅れだけどよく頑張った!

 "はやぶさ"といえばやっぱりこの動画
 
たどり着いたのはヤマトの方からですが。
 
 「こんなこともあろうかと」シーンでかかった曲は宇宙戦艦ヤマト完結篇の「ルガール総統の斗い」です。完結篇は絵も音楽も品質に定評があります(アニメとは言えⅢもすごかった!)。
 
 
 最初と最後の曲は「宇宙戦艦ヤマト---発進」です。

 真田さんのCGはPS版ゲーム宇宙戦艦ヤマト遥かなる星イスカンダル〜のラストで空間磁力メッキを作動させたシーンのものです(見たら分かるw)。真田さんといえば「こんなこともあろうかと」ですが、実は本編ではそのものズバリは言ってないんです。あえて近いものを上げれば
 
 ですかね。まあ、CMじゃ言っちゃったんですが。
 
 ついでなので完結篇から真田さんの偉業をもう一つ。さすがの真田さんも白金を使うわけには行かなかったようです。技術者の意地かもしれませんが。
 

 
 イオンエンジン初の長距離飛行と小惑星のサンプル取得を目的とした世界初の探査を行った意義は非常に大きいでしょう。
 天文ガイド誌やその他もろもろで”はやぶさ”の動向を追っていましたが、無事でよかったです。はやぶさJAXAの方々、お疲れ様でした。あ、でも最後に気を抜かれたら困るので。それでははやぶさの帰還を楽しみに待ってます。6月といえばアルターの志津香のフィギュアが・・・・