ロシア海軍北方艦隊所属ウダロイⅠ型大型対潜艦"セヴェロモルスク"はフランス海軍の駆逐艦シュヴァリエポールとバレンツ海(?)で演習を行った

 ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦"セヴェロモルスク"はフランス海軍のシュヴァリエポール(フォルバン級駆逐艦)とバレンツ海(?)で演習を行ったようです。北洋艦隊司令部がソースなんですかね?Flot.comの和訳には「セヴェロモルスクを出ていった艦隊の本部でのソース」と書かれていましたが。

 毎度毎度の機械翻訳+脳内補完で行くと、対テロ・共同防空作戦・戦術的な駆け引き・通信の訓練を行ったようです。演習の期間は3月30日から4月3日。

(ウダロイII型のアドミラル・チャバネンコ)

 "セヴェロモルスク"は大型対潜艦ウダロイⅠ級(プロジェクト1155)8番艦で、ソブレメンヌイ級と共に運用されることを想定しています。「大型対潜艦」の名が示すように対潜重視の設計です。対艦攻撃能力を高めたウダロイⅡ型のプロジェクト番号は11551です。セヴェロモルスク(Североморск)はヤンタリ造船所で建造され1987年12月30日に就役し、北方艦隊に配属されています。2004年のノーザンイーグルなどにも参加しているようです。主要目は以下の通り。排水量:基準6840トン、全長163メートル、全幅19メートル、最大速度29.5ノット、経済巡航速度14ノット、連続航海日数30日、乗組員220名、機関はCOGAG方式2軸推進で巡航用に16,000馬力のM70ガスタービン*2、高速時は45,000馬力のM8KFガスタービン*2基も併用。兵装は以下の通り。533mm4連装短魚雷発射管×2、RBU-6000対潜ロケット発射機×2、4連装RPK-5ラストルーブ (SS-N-14)対潜ミサイル発射機×2、Ka-27対潜哨戒ヘリを2機、キンジャールSAM(8連装回転式VLS×8。最大64本搭載)、AK-630(CIWS)×4、100mm単装砲×2。

(フォルバン級1番艦D620「フォルバン」)

 フランス海軍の駆逐艦シュヴァリエポールはホライゾン計画で建造された艦です。防空駆逐艦で、OTOメララ76mm単装速射砲×2、SYLVER A50 VLS(48セル)、F2 20mm機関砲×2、ミストラル近SAM6連装発射機×1、エグゾセSSM4連装発射機×2、MU90短魚雷3連装発射管×2、 NH90ないしEH101を艦載機として搭載する。防空駆逐艦とはいえ汎用的に使えるようになっていますが、曳航ソナーを搭載していない点などに「防空艦」としての設計を見ることが出来ます。VLS内には、アスター15短SAMかアスター30SAMを搭載します。主要目は以下の通り。基準排水量:5,600t、全長153m、全幅20.3m、最大速度29ノット、経済巡航速度15ノット、連続航海日数45日(?)、乗組員195名、機関はCODOG方式2軸推進で巡航用のSEMT ピルスティク12 PA6 STCディーゼル×2と高速時併用のAvio/GE LM2500ガスタービン×2を搭載。
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