「PCC-772 天安」から火薬の成分が検出される

 3月26日に謎の爆発に見まわれ27日未明に全没した韓国のコルベット(マスコミで言うところの「哨戒艦」)「PCC-772 天安」から微量の火薬の成分が検出されたとのことです。

 発見したのは軍民連合かつ米英豪などが合同の国際合同調査団。5月6日までに天安の煙突と切断面の近くから微量の火薬の成分を検出したそうです。「政府関係者」が「合同調査団が天安艦煙突とその部位、沈没現場底から同じ火薬成分を検出した」と述べて明らかにしました。浦項コルベットの煙突はすぐに沈んだ艦体後部(3連装短魚雷発射管/RGM-84 Harpoonキャニスターのすぐ近く)にあり、そのために潮流にさらされず火薬成分が残存したと国際合同調査団は考えているようです。この火薬が魚雷(あるいは機雷など)の物かどうかはまだ不明ですが、魚雷もしくは射出型機雷のものだと目されているようです。韓国国防省報道官は「今月20日」位には調査団の第一次報告書が出てくるだろうと述べています。

(↑煙突の位置がよくわかります。「PCC-777 大川」)
 なぜに火薬成分が煙突付近で検出されたかというと、兵器が天安を破壊したときに煙突の壊れた隙間に浸透したと考えられているとか。

 火薬が魚雷のものかどうか調べるのはやっぱり魚雷の火薬と照合したりするんでしょうが、疑わしい魚雷の火薬のサンプルを全部入手できるんでしょうか・・・・まあわかったこっちゃ無いですが。

 もし火薬が魚雷/機雷の物だと判明したら韓国世論は北朝鮮の弾劾に大きく傾くでしょう。柳明桓外交通商相は4月18日にKBSテレビで北朝鮮が関与していた場合国連安全保障理事会への提起を検討すると述べていますし、韓国政府としても北朝鮮が関与していたときは国連安全保障理事会での制裁協議を求める考えだそうですから、何らかの衝突が起こりそうな気配です。へたをするとまた(いつもの)武力衝突に陥るかもしれません。が、当の北朝鮮はあんまりこの件で騒ぎ立てて無いんですよね・・・御得意の国営TVを使ったプロパガンダもそんなにやってないみたいですし。そりゃ非難はしてましたが。韓国政府は魚雷だと断定するにはまだ時期早尚だとしています。

 また国際合同調査団は切断面と海底から回収したアルミニウム合金の破片から魚雷/機雷の火薬に含まれていたであろうアルミニウム粉末が検出しており、そちらも精密調査中。

中央日報 朝日

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