スーホイ設計局は2009年度の年次報告書を承認し取締役会の選出を行った

 2010年6月4日、タス通信

 スホーイ設計局(スホーイ商会)は2009年度の活動に関する年次報告書を承認した模様です。財務諸表によると黒字だったようです。

 会議にはスホイ設計局の代表と株主が出席しました。出席率は95.5%。株主はスホーイ設計局の理事会(取締役会)を選出しました。選出されたのはBarkovsky Alexander F、Bregman Boris Davidovich、Gnusarev Alexander Korotkov、Sergei Sergeyevich Comm Leonid Naftolevich、Krasnosel'skii Alexander D、Alexander Mikheyev、Ozar Igor Yakovlevich、Mikhail Pogosyan Aslanovich。
 監査委員会の面々も選出されました。メンバーは以下の通り。Lyzina Inna、Nyamin Andrew Valentovich、Rakushina Elena E、Tyurina Larissa Surenovna。

 2009年度の配当は530ルーブルだということで、この配当も承認されました。

 スホーイは景気がいいですね。もうひとつの戦闘機設計局より台所事情は恵まれているようです。PAK FA(前線航空隊将来航空複合体)でも採用されたのはスホーイT-50だったので、そういうことも絡んでるのかもしれませんし、輸出方面でもスホーイは快進撃を続けています。Su-30系列の機体はSu-47を尻目に業績を伸ばし続けています・・・・・インドの艦上戦闘機に採用されたのはMig-29KですしMig-29Kはロシア海軍アドミラル・クズネツォフに搭載されているSu-33の(一時的な形式的)後継と成るわけですが。なおPAK FAは艦上型も開発してそれをクズネツォフと建造を企んでいる新型空母に持っていくとかなんとか。Su-33の直接的な後継はそれに成るんだとかなんとか。ソースがどこだったか忘れちゃいましたが。

 あ、そうそう。スホーイT-50が初飛行したときは無塗装だったのですが、アレが「T-50のカラーリングなんだ」と勘違いしてる人も未だにいるようです。ちゃんと2回目の試験飛行からは塗装されています。こんな感じに。