ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦”ペレスウェート”が宗谷海峡を通過した

 統合幕僚監部資料(PDF)によれば、9月25日(土)1400時ごろに、海上自衛隊第2航空群(八戸)所属のP-3C哨戒機が、宗谷岬の西南西約270kmの日本海を北東進するロプーチャII級(ロプチャーII級)を1隻確認したということです。その後、同艦は宗谷海峡東航して行ったとのこと。P-3Cの撮影した写真では76mm砲基部付近の舷側に「077」と書かれているのでこの艦はプロジェクト775M(ロプーチャII級)のBDK-11”ペレスウェート”(Пересвет)です。1991年に就役し、第100揚陸艦旅団に所属しています。このペレスウェートは2004年8月30日に広島県呉市を訪問し、同9月4日に海上自衛隊と共同訓練を行った艦でもあります。

(↑BDK-11”ペレスウェート”)
 太平洋艦隊所属艦のロプーチャ級は沿海州からカムチャツカ方面への物資輸送に重宝されているそうなので、今回もその口なのでしょう。