SLBM”ブラヴァー”第二の試射は11月までに行われる

 先日、見事試射を成功させ汚名を返上したロシアの新型SLBM R-30/3M30 ”ブラヴァー”(ブラワー/Булава/国際協定使用呼称:RSM-56、NATO分類呼称:SS-NX-30)ですが、年末までにはあと2回の試射が行われる予定になっています。次の試射は11月までに行われるとノーボスチは報じています

(↑ボレイ級1番艦”ユーリー・ドルゴルキ―”)
 ノーボスチによれば、軍の参謀総長であるニコライ・マカロフ陸軍上級大将は木曜日の国防委員会の後ノーボスチ通信に対して「我々は結果を分析する必要があるが、すでにミサイルの試射が確実に成功するというパラメーターは満たされている。」と語り、11月までに2回目の試射を行うことを明らかにしました。

(↑ニコライ・マカロフ陸軍上級大将)

 前回の成功で、かなり自信を持つことができたようです。ただ、次の試射でブラヴァー実験用の改タイフーン級(プロジェクト941UM)TK-208”ドミトリー・ドンスコイ”が利用されるのか、ボレイ級(プロジェクト955)の”ユーリー・ドルゴルキ―”が使用されるのかについては明言されませんでした。ロシアは2015年までにボレイ級(若しくはその準同型艦)を8隻建造する計画になっています。