イギリス海軍の潜水艦が座礁

 イギリス海軍最新のSSN”S119 アスチュートAstute”(アスチュート級1番艦)が10月21日にイギリス北部スコットランドにあるスカイ島沖合で試験航海中に座礁したとのこと。同艦は満潮になるのを待って離礁に成功し放射能汚染もなかった。


 Flot.comの記事によると、同艦は午前8時19分に岩礁接触沿岸警備隊が2隻のタグボートとともに駆けつけ、アスチュートを曳航しようとしましたが失敗し、1800時の満潮を利用して離礁させることに成りました。離礁は無事に成功し、放射性物質の流出やそれに伴う環境汚染・潜水艦への致命的なダメージは無く”絶対安全だ”と英国国防省の報道担当者は宣言しました。とある地元住民は「ブイでマークされている海域に潜水艦が入り込んでいるをみて”岸に近すぎる”と思った」と語っています。

 同海域では過去にも英国王立海軍所属攻撃型原子力潜水艦”S107 トラファルガー”(トラファルガー級1番艦)が事故を起こしているということで、危険なことが分かっているにもかかわらず侵入したのか、試験航海ではよく使われる海域でトラファルガーやアスチュートがたまたまドジを踏んで事故を起こしてしまったのかが気になります。ただ、住民のセリフからすると頻繁に潜水艦が侵入してるようにも見えないんですがね。