潜水艦救援演習「Bold Monarch」参加に潜水艦アルローサは備える

 黒海艦隊のキロ級ディーゼル潜「B-871 アルローサ」がスペインで実施される潜水艦救難演習「Bold Monarch-2011」に参加することはすでに書きましたが、その詳細。

 黒海艦隊の司令部の代理人によるとスペイン海軍が主催する国際救助訓練「Bold Monarch」に黒海艦隊のディーゼルエレクトリック潜水艦アルローサが参加する(flot.com)
 http://flot.com/news/navy/?ELEMENT_ID=61846

 国際救助演習「Bold Monarch」(ボールド・モナーク)は2011年5月〜6月に予定されている。「潜水艦”アルローサ”はそれに参加する準備をしている。その上での最終決定は”可”である。現在潜水艦はノヴォロシースクに居ます。」広報担当者は述べた。
 
 肯定的な決定の場合には潜水艦はボスポラス海峡ダーダネルス海峡を経由して地中海へ出て演習に間に合うようにセヴァストポリを離れるだろう。ロシアはBold Monarch演習に参加させるいくつかの救助船やタグボートの艦隊を用意している。



 今年のBold Monarch演習には救助船(有人潜水艦救援艇母艦など)やタグボートの他に潜水艦アルローサが参加します。
 

(アルローサのポンプジェット部分)
 B-871 アルローサ(プロジェクト877V)はポンプジェット推進を備えた通常動力潜水艦です。キロ級(プロジェクト877)から1隻のみが改造されたポンプジェット推進実験潜水艦ですが、現在ではかなり快調に任務をこなしています。過去にアルローサ乗員は敵水上艦攻撃演習における最優秀賞」を5回授与されています(イタル・タス)。なお、名前の”アルローサ”は貴金属・宝石製品の会社名です。これは都市名が付けられている潜水艦同様アルローサ社が同艦を支援していることを意味します。

 Bold Monarch演習は潜水艦救難などの演習です。