5月20日、NATO空軍はトリポリのリビア海軍の8隻の艦船を破壊した

 NATOリビア方面軍作戦指揮官代表のラッセル・ハーディング少将が言うには、5月20日の未明NATOの航空機部隊がカダフィ大佐指揮下の8隻の軍用船を破壊したそうです。(flot.com)

 「増加するカダフィ軍との交戦からリビアの民間人やNATO軍を守るために、我々は断固たる処置を行わなければなりませんでした。」ラッセル少将は語りました。
 "Farnce Press"の代理店によると、トリポリの港には4回の爆発があり、1隻の船が火を噴いたのが確認された。
 「攻撃は軍事施設のみに限定されました。」少将は語りました。今回のような不定期の突発的な攻撃はカダフィ軍に対するNATO軍の戦術として位置づけられています。ここ数週間でリビアの港への攻撃は実行のタイミングを伺っていたようです。

 リビア海軍の艦船がカダフィ軍が包囲している町への人道物資配達を妨害していたため破壊したというのが公式な理由です。
 カダフィ軍は4月29日に港周辺に機雷を敷設しました。また、カダフィ軍の船が1トンの爆薬を運搬中にNATO軍に拿捕されたこともありました。このように、リビア海軍の艦船は重要な役割を果たしていたようです。

 なお、トリポリの海軍基地は開戦劈頭の3月21日にも攻撃を受けています