外洋に出ていた太平洋艦隊のウダロイ級駆逐艦が帰投

 統合幕僚監部の発表によると、6月10日に下対馬の南西約100kmの海域を北東進するウダロイI級駆逐艦及びバクラザン級救難曳船捕捉したとのこと。ウダロイ級とバクラザン級はその後日本海を北上していきました。

 対馬を北上ということはウラジオ方面へ帰投ということですが、今回の部隊は5月5日に、上対馬の東約45kmの海域を南西進していた部隊です。(資料)この時には北方でP-3CがデルタIII級戦略原潜がイングル級救難曳船と共に宗谷海峡を北東進したことを確認しています。宗谷海峡を”北東進”していたということは、デルタIII級は沿海州での修理を終えてカムチャッカへ帰投途中だったということです。

 対馬を行き来していたウダロイ級は艦番号”548”ということなので、ウダロイ1級12番艦(最終艦)の”アドミラル・パンテレーエフ”(Адмирал Пантелеев)と言う事になります。

(↑アドミラル・パンテレーエフ 古い写真なので艦番号が異なります)