オスカー級原潜”スモレンスク”は近代化補修工事を行う

 原潜修理工場”ズヴェズドチカ”がオスカーII型巡航ミサイル原潜 K-410”スモレンスク”(プロジェクト949A)の補修工事を行う事になりました。(flot.com)

(↑オスカーII型)
 スモレンスクは2011年9月、セヴェロドヴィンスクの造船所に引き渡され、11月にはドック入りをしました。潜水艦がドックに居る間に、専門家と工場の労働者が船体修理や他のドック作業の大部分を行います。この工程には数カ月間かかります。2012年には補修が開始されます。

 改修の内容は、原子炉の出力と性能維持のための作業と複雑な船体の修理と改造を行います。修理の結果、原潜の耐用年数は3年間延長されます。海軍には2013年に再就役する予定です。”ズヴェズドチカ”は11月にオスカーII型のK-119 ”ヴォロネジ”の同様な改修工事を完了させました。

 「システムに戻ること。我々は生産だけではなく、有望な転換も行うことができます。」ズヴェズドチカのウラジミール・ニキーチンは語りました。ヴォロネジで得た経験や、スモレンスクを改装工事することで、これより後の潜水艦などの船の近代化改修において効果的な基盤を得ることができます。

 以前にメディアが報じたように、オスカー級原潜は近代化改修により現用のP-700”グラニト”ミサイル(上の図で赤色で示されているのがP-700を収めるキャニスターです)を取り外し、P-800”オニクス”ミサイル及びカルブル(クラブ系列ミサイル)を搭載することになると推測されています。これらの作業は太平洋艦隊所属艦は原潜修理工場”ズヴェズダ”で、北方艦隊所属艦は”ズヴェズドチカ”で行うことになります。