Annular solar eclipse 2012

　一般的に、日食は美しい自然現象であり、現代の人々はそれらを楽しむわけですが、古代においては日食---特に皆既日食は神への畏敬の念なしには過ごすことのできないイベントであり人々は神の力に恐怖したことは想像に固くありません。
　これらの”日食が原因で不幸なことが起こる”というような事は太陽信仰に関連した単なる宗教的な思い込みだと思われがちですが、実は全くそうではありません。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の某教授の研究によると、種類の如何に関わらず、日食は原子力発電所の電力供給と因果関係があるということです。
　もちろん、部分日食と皆既日食では深刻さも全く異なってくるわけですが、日食はともかく非常に危険なものです。このようなものを未成年の目に触れるところに放置してあることは恐るべき怠慢であり、国や地方自治体の管理責任を問わざるを得ません。保護者の皆様方には、お子様が太陽と接触を持たないよう特に注意していただきたく思います。
　原発反対！日食反対！太陽反対！電力反対！！！！

　皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は金環日食でしたね。のっけから「コイツは気が狂ったのか」と思われたかもしれませんが、全くの正常です。原発と日食の間にはなんの因果関係もありませんし、カリフォルニア大学サンディエゴ校も無関係です。でも、ステレオタイプといえばそうなんでしょうけど、”反原発派”ってただのファッションでやってるのかあるいは上の文章のような主張をするマジ◯チな人が多い気がするんです。困ったものです。

　それはさて置き、金環日食です。月曜の朝から時間を自分の思い通りに使おうともそうは問屋がおろさないので泣く泣く懐かしのサングラス片手に途中で立ち寄る駅で少し見てきました。

NEX-5を持ち歩くのもアレなので、サングラスをIS12Sに押し当てて撮ったものです。せっかく金環日食が住んでる場所で見えるんだから本格的に洒落込みたいところですが、サングラスの黄色というか緑というか、この色を通して見る金環日食もまあ悪くはなかったかな・・・と。

　テレビも盛んに取り上げてますが、”「世紀の天体ショー」”この単語、いったい何回使うつもりなんですかね？2009年の皆既日食のときも同じ事連発してた気がするんですが・・・。そりゃぁ関東で金環日食が見られるのは〜大阪で金環日食が見られるのは〜なんて言い出したらまさしく世紀の天体ショーなんでしょうけど、次に金環日食が日本で見られるのは2030年の北海道ですよ？前回日本で見られた金環日食は1987年の沖縄ですよ？どこが「世紀の天体ショー」やねん・・・と。普通の人からしたらわざわざ日食を見に遠征なんてしないでしょうから世紀の天体ショーなんでしょうけど、どこもかしこも口裏を合わせたように「世紀の天体ショー」「300年ぶり」とか連呼してたら恐ろしくなってくるんですが・・・これが朝日新聞の言うところの”軍靴の足音”みたいなものですか？
　2001年のしし座流星群の方がよっぽど世紀の天体ショーだったのに、とか思いながらベテルギウスの超新星爆発を楽しみに待ってます。
（そのうちロシア軍の記事も書きたいのですが、時間がありません・・・本国空軍でもSu-35S導入が提起されつつあります。）

↑本日の”名状しがたい写真”・・・ミザールのクロノス望遠鏡の架台部分を適当にとって適当にセピア風に。