ベテルギウスに超新星爆発の兆候

 タイトルにひねりが無いのは毎度のこと。
 小学生以上なら誰でも知ってるオリオン座の一等星、ベテルギウス。星の色を見ても分かる通り、明らかに主系列星から外れてる御老人で以前から赤色超巨星だということがわかっていました。
 そのベテルギウス超新星爆発の兆候が見られようです。NASAが公開した画像には星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていて、これは星からガスが抜けたため。ガスが流出して質量が軽減することは超新星爆発の兆候。ベテルギウスは太陽の千倍ほどの直径を持つからには、必然的に寿命も太陽よりも短いわけで、太陽は誕生から今まで46億年経ってるわけですがベテルギウスはまだ数百万年ほどしか経っていません。それでも寿命に近いんですがw
 爆発したら、明るさは満月ほど(-15等くらい?よく覚えてない)になるとのことで、昼間でも見えるようになりますね。楽しみだから、是非とも爆発してもらわないと困る。いやいやいや。待て。爆発したらそれはそれで困るぞ。オリオン座は今一番綺麗な形をしているというのにそれをむざむざ崩すとは勿体無い。でも超新星爆発を肉眼で見れるなんてことも滅多に無いわけで。
 望遠鏡で面積のある恒星の画像を得られるとは、知りませんでした。干渉計を利用して電波望遠鏡の解像度をあげる、ってのは知ってましたが・・・・・。複数の望遠鏡を組み合わせて解像度を上げるってどういう理屈なのやらさっぱり。
 ただ、追跡観測では「大きさに変化はあまりない」との結果が上がってますが。

ベテルギウスの表面。明るい部分は盛り上がっていて、周囲よりも温度が高いとみられる部分

朝日新聞の記事