天文

オーロラは見えてもそれが美しいカーテンとは限らない

NASAは当然太陽も観測しているわけですが、先日フレアが発生しそれ由来の大量の荷電粒子が地球へと向かっているようです。その粒子が地球磁気圏に到達するのが今日辺りで、なんでも「8月4日ごろ、日本でもオーロラが見られるかもしれない」と朝日が報じてい…

JAXAは「はやぶさ」のカプセル内の試料容器を開封し気体の採取に成功した

先日帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。イオンエンジンの長時間連続稼動や自律行動の試験、イトカワのサンプル採取をはじめとする調査など様々な成果を残してくれましたが、その中でも一番わかり易いのが「イトカワのサンプルリターン」でしょう。そのまん…

光帆船実験機IKAROS(イカロス)

先日小惑星探査機はやぶさが帰還した折に「はやぶさはイオンエンジンのテストも兼ねていた」と書いていました。なぜにイオンエンジンを搭載したかというと、イオンエンジンは通常の化学反応を利用したロケットよりも少ない燃料で飛行することができるからで…

はやぶさの大気圏突入とカプセル確認(突入直前〜突入時の映像まとめ)

まだ引きずりますともええ。引きずりますとも。 昨日ははやぶさが(節約する必要の無くなった)電力を使って地球を撮影し、最後の仕事となるイトカワのサンプルを収めた可能性の有るカプセルを投下(6月13日19:51)した後に地球の大気圏に突入(22:51頃)しました…

おかえりはやぶさ!(突入時の映像あり)

2200時頃から和歌山大の中継とJAXA管制室の中継(共にUST)ではやぶさを見守っていました。和歌山大のUSTは状況が悪く、音声がとぎれとぎれで映像もダメでしたが、肝心なところはちゃんとしてくれました。これがはやぶさ最後の姿です!(もうちょっと派手なのは…

はやぶさの帰還

JAXAが小惑星イトカワの探査を目的に2003年5月9日(金)に打ち上げた探査機「はやぶさ」(MUSES-C)が今日、地球に帰還します。7年間をかけ地球とイトカワの0.28天文単位(4200万km)を往復したことになります(前にも記事書いてたのを忘れてました)。※以下長いので…

ハッブル宇宙望遠鏡の写真集が発売される

ハッブル宇宙望遠鏡が就役してはや20年。大気が望遠鏡の分解能などの諸性能を低下させているのはご存知のとおりです。ハッブル宇宙望遠鏡は大気の影響をキャンセルできるので我々に鮮明な映像を届けてくれました(といっても初めは不具合があって"失敗作"呼ば…

日没前の部分日食など

1月15日の日没前に西日本で部分日食を見ることができます。この日食はインド洋方面で金環食となるもので、日本では西日本でしか見ることが出きず、しかも欠けたまま太陽が沈む日入帯食となります。 西に行けば行くほど条件は良くなり、沖縄では日の入りに食…

ベテルギウスに超新星爆発の兆候

タイトルにひねりが無いのは毎度のこと。 小学生以上なら誰でも知ってるオリオン座の一等星、ベテルギウス。星の色を見ても分かる通り、明らかに主系列星から外れてる御老人で以前から赤色超巨星だということがわかっていました。 そのベテルギウスに超新星…

1月1日未明の部分月食

後5時間ほどで2009年も終わりますね。00年代をダブルオーズと呼ぼうがどう呼ぼうが別にどうでもいいと思うんですよ。日本人だから。 言いたいのはそんなくだらない事じゃなくて、2010年1月1日未明におこる部分月食のことをまとめておこうと思ったのです。 こ…